【成澤院長のちょっとひと休み②】

〜ビタミンK〜
昨日、心房細動と納豆という記事を書きました。
その続きです。
ワルファリンという薬を内服している患者さんで一度にたくさん摂ってはいけないビタミンはビタミンKです。
ビタミンKは、納豆、クロレラ、青汁に多く含まれており、これらを摂ることは禁じられています。
しかし、その他にホウレンソウや、菜っ葉などの緑黄色野菜にもビタミンKは含まれておりますが、これらを禁じることは栄養学的にも好ましいとは言えないので禁じることはありません。
適量をまんべんなく摂るようにして、一度に大量摂取はしないように指導します。
たとえば納豆100gあたりにビタミンKは600㎍含まれていますが、パセリはなんと850㎍も含まれています。
しかしパセリを100gも食べる人は、ほぼいないでしょうね。
また、納豆のなかにある納豆菌は腸内でビタミンKを産生するといわれています。
ですから納豆は少量でも摂取してはいけないのです。
一般に、細菌は腸内でビタミンKを産生するといわれています。
そのため、抗生剤を内服すると腸内の細菌も死んでしまうので、ビタミンKが少なくなり、今度はワルファリンの効き目が強くなってしまうこともあります。
患者さんの食生活をみながら、薬の量を管理していきます。
このように難しい薬なので、毎回患者さんは採血して薬の効き目を調べなければならなくなります。
たとえばワルファリンによる抗凝固療法での治療域を厳格に保たなければならないような弁膜症などで、人工弁置換した患者さんでは、毎月毎月必ず採血されています。
本当に大変だなあと思います。

2016年10月05日