神奈川CHO構想(健康管理最高責任者構想)

前回は「健康経営」をテーマにしました。「健康経営」とは「従業員の心身の健康を企業競争力の源泉ととらえ、企業として戦略的かつ積極的に従業員の健康増進に取り組むこと」です。「健康経営」は、経営者の従業員の心身の健康に対する思いが従業員に伝わり、トップダウンで全社的に推進していくことで効果をあげていきます。企業活動を行っていく上ではどうしても目先の損得に目が行きがちですが、従業員の心身の健康に対する経営者の関心の高さが、従業員の仕事への「モチベーション」につながり、業績を高めていくことが期待されます。
従業員の生活習慣、職場環境を整えることは、従業員の生産性や「モチベーション」の向上、事故の防止につながります。中小企業においても「健康経営」を実践することは長期的な企業価値を高めることにつながります。神奈川県では、CHO構想(健康管理最高責任者構想)を立ち上げ、「健康経営」に取り組む中小企業の人材確保や企業イメージの向上を支援することを始めています。「健康経営」は具体的には、①健康経営の現状を把握し、目標を設定、②健康経営の体制を構築、③従業員の健康づくりの具体的な取り組みを実施、④結果を評価し、新たな健康経営目標を設定。というPDCAサイクルを継続実施していくことで、積極的に従業員の健康増進を実現していこうというものです。CHO構想は、「健康経営」を実践する体制の中核を担う者(CHO:健康管理最高責任者)を各企業内で選任し、「健康経営」を推進していこうというものです。今年度は10月まで参加企業を募集するようですので、ご興味がある方は神奈川県のホームページをご確認ください。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f532717/

医療法人社団 清水橋クリニック 労働衛生コンサルタント 医師 古川 泰

挿絵:special thanks gallery ogiwara

2016年07月15日